20220103 夏と呪い

作戦概略を読んだ。

 

ヨツミさんが紛れもなく感情のある一個人であることが垣間見えて、素直に嬉しいと思った。
そして、不安で仕方がない。ヨツミさんに対して、自分がどれほど創作へ真摯に向かっているのか。精神的に向上心があるのか。

 

9月に書いたメモがあった。

 

プレイして、まだヨツミさんに「楽しかったです」の一言も言っていない。
字幕の誤字とポリゴン抜けの報告しかしていない。

 

感想を書こうと思ったけどまとまらなくて書いたものの一部だった。このあと色々と思うことを書いていて、ここに載せようかと思ったけど、概略を読んだ今そのまま出すのはどうしようか迷っている。

 

なんか、ヨツミさんのことが好きみたいな感じを出してるくせに、では実際にどれほど純粋に作品を受け取れているのだろうかというと、わからない。

 

アスタリスク花言葉」で、自分も色々な感想を見た。自分は「何をどうしたら、こんなものを見せられて苦言や批判などできようか」と思うくらいだったので、感想やコメントの内容によってはめちゃくちゃムカつくことがあったけど、では世のあらゆる作品に対して敬意ある態度が取れているだろうかというと、自信が無い。ヨツミさんの意思を、本当に真摯に受け取っているのか。自信が無い。

 

自分が「衆愚」であることが怖い。凡庸で、愚かで、何も生み出さず、作品をコンテンツとして消費するだけの人間でいることが怖くて、ここのところ、ずっと胸がキリキリとしている。

 

意志と能力のある人たちに囲まれて、色々とつくってきている筈なのに、自分一人のことを考えると不安で仕方がない。

クリエイターの真似事をしているだけの、空虚な人間のまま死んでいくことが、怖い。怖くてたまらない。こんなにも、死ぬこと以上に怖いことは無い。

 

創作とかけ離れたところで「最高の夏」に囚われたまま何も疑わず死んで行けたなら、こんなに楽なことは無いだろうと思う。けれども、それは叶わない。

 

こんなにも苦しくて、こんなにも不安なのに、どうしようもなく生きているのだから、仕方ない。どうしようもないのだから、どうしようもない。少しでも死なないように、成長するしかない。